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1月27日の蔵王 | 中央ゲレンデから大平コース経由中森ゲレンデまでをレポート。やっぱり滑るなら上部ゲレンデです。

1月27日の蔵王温泉スキー場、大平コースを写真メインでレポートします。
途中用語解説も入っていますので、スノーボードをしたことが無い人も楽しめると思います。
では、まいりましょう!

中央ゲレンデの雪質は良好。中央第二リフトを降りて、パノラマレストランの前で足を付けます

足を付ける?とは・・・
スノーボーダーの中では当たり前のように言われていますが、スノーボードをしたことが無い人は分からないかもしれません。だって、そもそも足は二本ついてますから。逆に外せるんですか?というつっこみもありそうですね。笑
足を付けるとは、両足をボードに固定することを意味します。つまり滑る準備として、両足をビンディングに付けることを、我々スノーボーダーは、”足を付ける”といいます。
パノラマレストラン前からは3つのコースを滑れますが、大平(おおひら)コースに行くには、一番左のコースよりも左に行く必要があります。
斜めにトラバースしなければならないので、エッジを少し立てて、横移動です。

入口が見えてきました。大平(おおひら)コースのスタート地点です。

大平(おおひら)コースは、いくつもの支流があり、ところどころで合流しています。黄色の合流注意の看板があったら減速し、合流に気を付けましょう。

最初の合流を過ぎると、急に斜度が出るポイントがあります。スピードを出してこの地点に来ると、ジャンプすることもできますが、誰かいるかもしれませんので、十分に気を付けましょう。

二回目の合流ポイントです。パラダイスゲレンデ方面からの本流に合流していきます。
鳥兜山を右手に見ながら、気持ちよく滑っていきます。

雪不足でところどころ、岩が出ているところがありました。気を付けましょう。
この辺りから雪質に変化があります。

大平(おおひら)コースといえば、スノーボーダー泣かせのポイントがあります。
フラットで狭いコースなので、スピードが命(必要)です。
カービングが出来る人は、逆エッジの心配はありませんが、まだターンを覚えたての初級者・中級者は、逆エッジに十分気を付けてください。

途中で止まってしまったら、いさぎよく足を外してコースの端を一列になって歩きましょう。

足を外す?とは・・・
スノーボーダー用語です。足を外すと文字だけみると、恐ろしいですね。でもスノーボードをする人は、「片足のビンディングを外して、フリーにすることをいいます」両足からワンフットでスケーティングを始める時や、リフト乗り場なんかで「はい、足を外して~」と使います。

この左カーブの場所は要注意です。スピードが出ていないと、最短距離を行こうとして、落ちていく人が稀にいるからです。フラットな場所と斜面が連続するのが大平(おおひら)コースなのです。

大平コースナンバー18番のポイントは、中央ロープウエイの真下を通ります。ロープウエイとすれ違えばラッキーですね。手を振ってみましょう。きっと誰かは振り返してくれるはずです。

合流が多い大平コースですが、ここは分岐地点です。真っすぐ(右に)行くと通常時期はモーグルになっていて急です。左に行くのが無難です。間違えて真っすぐ行っても、後で合流できます。

サンライズゲレンデのリフト降り場に出てきます。ここから中森ゲレンデに行くためには、この場所を左にトラバースしていく必要があります。このポールのところで一旦停止し、リフトから降りてくる人がいないか確認してから一気に横移動です。

通称:裏サンライズゲレンデです。
この辺りになってくると、雪質も中央ゲレンデとはだいぶ異なってきます。湿った雪で土が出やすい部分ですので、無理にターンなどはせず、左側をサイドスリップで下りましょう。

裏サンライズの急斜面は圧雪整備してありましたが、昨日の固い雪をかき混ぜたため、ジャガイモ畑になっていました。

ジャガイモ畑?とは・・・
じゃがいもが育っているわけではありません。この用語は、スキーヤーも共通です。じゃがいもとは、下の写真のように、ゲレンデの圧雪整備したときにかき混ぜると、コロコロに塊ができてしまう現象のことをいいます。整備する時のテクニックが悪いわけではありません。固く締まった雪だったり、アイスバーンを砕くとこのようになってしまいます。
スライドターンでもカービングターンでもバランスを崩しやすいので、要注意です。

裏サンライズゲレンデも終わります。ここからがスノーボーダー泣かせのポイントです。
中森ゲレンデに行くためには、ここを左に曲がるのですが、スピードが無いと途中で止まってしまいます。足を外したくない方は、右の木から大きく曲がっていきます。

ただし、人が多いときはとっても危険です。歩行者がいるときは、絶対にやめて、いさぎよく歩きましょう。
今回はだれもいないのを確認したので、行ってみます!これが出来る人は上級者です。初級・中級の人は止まって足を外して歩きましょう。一番安全です。

左側に大露天風呂の入口があります。狭く平らなところは橋です。カモシカ橋という名前がついています。
誰もいないのを確認して一気に進んでいきます。
対向者が来たら、止まってください。

カモシカ橋を渡り終わると、若干登りが待っています。絶対にスピードを落とさないようにしましょう。
※中森ゲレンデからサンライズゲレンデに行く人は同じ橋を渡ります。向こうから誰も来ないのをよく確認してやってください。

橋を渡った後の最後の登りです。これが最後の難所。登りきれたあなたは、上級者に違いありません。
ワックスもちゃんと塗っておくといいでしょう。

中森ゲレンデを滑って降りていきます。
今日は、この急斜面アイスバーンでした。

エッジが全然効きません。調子こいてカービングしようもんなら、ツァーっと流されますので、サイドスリップかスライドターンで安全に降りてきましょう。

なんと、最後の写真を撮り忘れてしまいました。。。
ゴール地点の中央ロープウエイの駅舎を取り忘れました。
写真や動画を撮りながら滑るのは大変危険です。今回は安全に配慮して撮影しましたが、安易にまねしないようにしましょう。
ここまで一度も足を外さずに滑ってこれたあなたは、間違いなく上級クラスでしょう。ただし、怪我せずに降りてくることの方が大切です。ご自身のレベルにあった滑走でお楽しみください。レベルアップが必要でしたら、私たちのレッスンをうけることをお勧めします。

中央ゲレンデから中森ゲレンデまでのロングクルージングはいかがでしたでしょうか。
蔵王はたくさんのゲレンデとたくさんのコースがあります。全てを覚えて滑るのは困難ですが、攻略できたときの喜びは、代えがたいものがあります。そして、他の人に自慢したくなります。
簡単ではないから面白い。スノーボードも蔵王温泉スキー場も似ていると思います。

ぜひ思い思いのスノーボードを楽しんでください。また蔵王のどこかのゲレンデレポートしますので、お楽しみに。

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